久しぶりにスタッフ日記です。
1月26日の昨日は旧暦のお正月でした。
中華街では、ピカピカ光っていました。

獅子舞で使う獅子がきれいに飾られていました。

家に帰るとお年玉を親からもらいました。ちなみに私は28歳。
向こうの習慣では、年齢、親子、親戚に関係なく、
お正月に会った相手が自分より世代が下の場合にはお年玉を配ります。
だから、この時機年配者は、赤いお年玉袋を束のようにみんな持っています。
残念なのは配る人が多い分、金額はちょっとだけです(笑)
でも旧暦のおかげでもう一度お正月気分が味わえました。

ヘロリペロリ日記

今年もお世話になりました!〜 身体と心の“大掃除”はもうお済みですか? 〜

【ヘロリ山崎より】
こんにちは! もうそろそろ紅葉だなあ、と楽しみにしていたんです。テレビCMで京都とか奈良だとかの紅葉のシーンを観ると、もうどうしようもなく心が揺さぶられちゃうじゃないですか。故郷でもなく、学生時代にちょこっと関西にいただけで、これといって縁の深い場所というわけではないのですが、京都や奈良が色鮮やかに色づくと、なぜか心揺さぶられる、ノスタルジーを掻き立てられるような気分になってしまいます。そういう場所ってないですか?
と、何が言いたいのか、わき道に逸れつつあるわけですが、そう、最近なんだか忙しくしていて、今回の「ヘロ・ペロ」もなんだかその、忙しい合間に書いていたりします。「忙しい合間に書く」などと、そんなエラそうなことがよく言えたものだと自分でも思いますが、そうですね、忙しいからといって大事なことを疎かにしないよう、初心を忘れずに、これからも着実に、頑張っていきたいと思います。
とそのように、このように、慌しく過ごしていたら、ふっと我に返ったら、うちの近所の並木道さえ、すでに色づいているではありませんか! トラックが昼夜を問わず走りまくる色気もへったくれもない環七です。夕暮れ時に、電気・ガス・電話料金の支払いをせんと、コンビニに向かうときに不意に空を見上げたときに「ああ」とそろそろ秋の気配が薄れ行き、冬の足音なんてものがそろそろと聞こえてきそうじゃないかと思ったわけです。
冬から秋への切り替わりって、なんだか静かな気配で、ウカウカしていたら置いていかれるなあと、気づかないうちに過ぎ去るなあと、そのとき思ったんですが、切り替えの鮮やかな季節と穏やかな季節ってあるんでしょうか?
とまあ、「おかしいな」とお思いの方、正解です。送りそびれた原稿を、ところどころ書き直しながら流用しているわけですが(笑) いまや季節はもう冬、というか、世間的にいう“師走”ですね。
「流れをつかんで乗っかりなさい」と、前回の講座のときに、松田さんに叱咤激励されたと思うのですが、おかげさまで頑張れているのだと思います。そういえば最近、夏の間、頑張って書いた原稿が出版されました。
服部幸應の食育の本 vol.3「食料自給率をアップさせる食育2.0はじめます。」
http://www.hattori.ac.jp/news/2008/10/-vol320.html
自分自身の興味のある分野の仕事が最近は結構増えてきていて、そういった変化も自分の中ではとてもありがたく、そういうときに、これまでの自分自身の歩みを振り返って、あながち間違えてなかったのかもしれないな〜と思ったりします。
で、この原稿料が入ってきたんですが、ちょうどタイミングを合わせるようにして、我が家のFAX、パソコンが同時に壊れちゃいました。両方とも修理どころではなく、交換とか買い替えです。忙しいとき、お金のないときには彼らは文句の一言も言わず、激務をこなしてくれたのですが、ひと段落し、いくばくかの収入が入るや否や、はらはらと落ち葉が落ちるように、僕の元を離れていきました。これはまるで「新陳代謝」のようだと思わずにはいられませんでした。そう思わないとやっていられないという気持ちが半分ですが(笑)
とまあ、仕事的には順調かなあ、と思って安心していたら、ご存知のようにこの間に恐ろしいまでの不景気になり、零細フリーランサーには、ぱたっと仕事が途切れていました。無事に年を越せるのかと不安でしたが、来年の春先に1冊本を出す仕事をいただき、ひと安心しています。
全てがこんな感じです。というのは、仕事も体調も、人間関係も、このように、一安心しそうになると途端にバランスを崩し、ちょっと持ち直すとまたグラグラっとしながら、なんとか持ちこたえているうちにいつの間にか調和したバランスになっている、という印象です。
常に流れてのたりのたりと揺らめきながら、心・体・人は全て不思議な共鳴を見せながら、どこかに向かって行くのでしょうか。
「旧暦美人」で旧暦を知ってから、かたくなに旧暦の流れで生活をする時期がありました。「新暦なんて」という意識もありました。それは西洋医学を否定して、風邪を引いても薬も飲まない、病院にも行かないという、極端な考え方でした。
極端はだめですね。“ヘロリ山崎”と名乗っていながら、全然ヘロヘロしていないんじゃあ、名前負けというものです(笑)イロイロと曖昧に、行きつ戻りつしながら、来年はヘロリとした部分をもっとたくさんお見せできるようにというのが目標です。
本日はクリスマスイヴです。いつも「身体」や「旧暦」の話ばかりですが、クリスマスを祝う、楽しく過ごす、そのことで恋人や家族、親しい友人たちと楽しい時間を持てるのなら、素敵なことですよね。
Merry Christmas! 本年もありがとうございました。来年も宜しくお願いします。
さて、次回の講座は年明け1月18日(日)です。 “大寒”間近の一年で最も寒い時期となります。「最も寒い」ということは、そこを境にいよいよ“春”に近づいていくということでもあります。そうです。お正月を“新春”と呼びますが、旧暦のお正月は下で松田さんも仰っているように、1月26日です。いかにも「新しい春」というタイミングだとは思いませんか? 新しい春を迎えるまでに一年を振り返り、心と身体を新年に向けて整えていく“大掃除”をしようと思います。リアルな大掃除もきちんとやりますとも!(笑)

【ペロリ松田より】
ヘロリ山崎こと、山ちゃんからのお便りで時折、ドキッとさせられることがあります。今回もそうでした。
「忙しいからといって大事なことを疎かにしないよう、初心を忘れずに、これからも着実に頑張っていきたいと思います」
原稿をいつも引きずっているような我が身にとっては、ああ耳が痛い言葉。目の前のことにいつも追われ、すっかり忘れていることばかりでした。まさしく連続パンチ攻撃です。
「忙しい」という字は“心をなくす”という意味なのよね……と聞いた話をまず思い出し……パンチひとつボカン!
パンチふたつ目。
「初心を忘れず」……物事を始めようとしたその時には、熱い想い、覚悟があったはず。時間が経つにつれ、その気持ちは少しずつ薄らぎ忘れ去られ……そうだ“志”だってあったじゃないか!ボカン!
そして3つめ。「これからも着実に……」とは、あきらめず、ひるまず、一歩一歩進み続けてゆくしかないという不屈の意思の現われ。忘れていませんでしたか?と自分に問うて、ボカンボカン、ボカン!
ヘロリ・ペロリなんて言いながら、結構、根は大真面目な相棒であり、こういう喝の入れられ方も良いものでした。
年齢を重ねてくると、“今年一年、どんな年だった?”と振り返る機会すら減ってゆくようで、何しろ記憶が定かでないことが増えてきます。とはいえ、確実に積み重ねているのは“体験”です。
その“体験”を一回、頭の中で整理して、糧にしてゆく、そんな作業が年末のこの時期には、おすすめです。
それを新暦でやるか、旧暦でやるか……あるいは何となく新から旧への移り変わりの期間の中で一ヶ月少しの時間をかけて行ってみるか……。それは、その人の今の状況、今後の展開、予兆など、自分で見渡していると、おのずとふさわしい“その時”が訪れるのでしょう。ちなみに、旧暦での1月1日、2009年は1月26日(月)になります。
季節の移り変わり同様、こういうものは、ある日突然、パカッと裏から表になるようなものではなく、徐々に行きつ戻りつ、或いは少しずつ、デクレッシェンドとクレッシェンドが重なり合うように、準備をしながら次の期は訪れてきます。自然の流れには、そういう傾向があります。
そこを自分の意志の力で、或いはあらかじめ皆の共通事項としての暦の力を借りて、区切りをつけてゆく。
河のように流れてゆく自分の人生の時間にメリハリをつけてゆく。区切って分かりやすくして、活力を生んでゆく。暦と共に生きるということは、そんな知恵も授けてくれます。
2009年、旧暦ダイアリー、おかげさまで人気上昇中のようです。来年の身体感覚講座の方も、季節ごとの行事の楽しさを混ぜつつ、自然界の移り変わりに添って、変化してゆく身体の調整、メンテナンス、更に呼吸法、瞑想法などを取り入れて、自分の内側を見守る心の眼を丁寧に育ててゆきたいと思っています。
2008年、お付き合いいただきまして、本当にどうもありがとうございました。
2009年も、冒頭の“ヘロペロ決意”にあるように一歩一歩“大きくて高い志”を忘れずに、進んでいきたいと思ってます。
どうぞ、宜しくおねがいいたします。
Merry X’mas! そして素敵な年の始まりを。

『きゃりあ・ぷれす』スタッフの日記

こんにちは

今年も残り2週間を切ってしまいました。
旧暦美人ダイアリー2009も、順調に「お嫁」に行きつつあります。
おかげさまで、2008年度版に続いてたくさんのお客様から
ご注文をいただきました。
ブログ上ではございますが、お礼申しあげます。

そしてそして、
次の2つのメディアでも、旧暦美人ダイアリー2009を紹介していただきました。
産経新聞様
マイコミジャーナル様

是非ご覧ください。

『きゃりあ・ぷれす』スタッフの日記

12月9日午後6時40分頃〜約10分間
「旧暦美人ダイアリー2009」がFM横浜
【News Bon Voyage】という番組で紹介されます。
『きゃりあ・ぷれす』発行人の宮崎が登場して
ナビゲーターさんのインタビューに答えることになっています。
もし、FM横浜を聴けるよ♪という方はぜひぜひ〜♪♪

ヘロリ・ペロリ日記

樹々がそろそろと紅葉し始める秋 「下から上」が心地よくなったら、そろそろロマンチック・モード?

【ヘロリ山崎より】

こんにちは! 8月以来、ずいぶんとお久しぶりの「ヘロ・ペロ」ですね。
この間は僕の方で仕事が多忙を極めていまして、お送りすることができませんでした。これというのも「七夕の願い」で、僕は仕事のことをお願いしたのですが、その願いが早くも開花したのかもしれません。とはいっても、仕事の内容も、自分自身のスキル的にも、まだまだ満足のいくレベルには程遠く、「願い事」はきっと「きっかけ」に過ぎなかったんだろうなと感じています。さて、では今回の「ヘロり・ペロリ」をお届けしましょう!
季節は過ぎ、この2ヶ月間ですっかり夏は遠のき、もはや晩秋の趣です。Tシャツ1枚で過ごせるようになると夏が来たなんて実感できて、気楽なファッションで身も心も軽く過ごせるので、僕は季節の中では夏が一番好きです。それもここ数週間でだんだんと袖が長くなり、日が暮れる頃には肌寒さを感じ、重ね着をするようにもなりました。耳には蝉に代わって、いつしか秋の虫の声。間にまだまだ日差しの強い日もたまにあったりしながらも、着実に移り変わっていきます。日本の四季の移り変わりは、本当に鮮やかであるなあと感心する次第です。
この季節の流れを、旧暦を意識することで、ほんの少し先取り、予測できるようになると、ますます季節感を身近に感じられるようになったと思います。
秋といえば、「秋風邪は引くに限る!?」と『旧暦美人のすすめ』にありましたが、僕も秋分の日(9/23)あたりから何だかグズグズと風邪を引きっぱなしです。「引きそうで引かない」という状態かもしれません。なんだか身体の反応が鈍くて重苦しい、ハッキリとしない濁った感じなのです。
うまく説明できないのですが、これを読まれている方の中にも「なんだか気分がすぐれない」「身体がどうにも重苦しい」という方がいらっしゃるかもしれませんね。メランコリックな気分。
このように、秋は感傷的な気分になりやすい季節だという面があると思います。それは身体の調子がすぐれないのが先なのか、心が先か、それとも同時なのか、とギモンに感じるわけですが、このあたりはどうなんでしょうか?
なんとなくですが、やはり身体が先なのかもしれませんね〜。というのも、スッキリしないとボヤいていたところ、スッポン鍋を食する機会に恵まれて「美味しい!美味しい!」と喜んで雑炊まで平らげた翌日。それまでのモヤモヤが吹っ飛び、心も身体もスッキリしていました。おそるべし、スッポンパワー(笑)これからは月に一度、スッポンの日を作ろうと思います。
さて、次回の講座は11月1日(土)です。11月7日はもう“立冬”ということで冬なんですね〜。身体にも“冬支度”は必要なのでしょうか? 久しぶりの「ヘロリ・ペロリ」ということで、ちょっとカタい感じだったかなあと思っております。

【ペロリ松田より】
スッポンか!?いいなあ。食べてみたいなあ。ちなみに私もそろそろ「フグ鍋」が食べたくなってて、ウズウズしています。さて、今年の秋は、胸に息が入りづらいという人が多いようですね。鼻や目も、小さな風邪なのか、アレルギーなのかハッキリしないまま、グシュグシュ、クシュン!
そんな連続では、秋特有のロマンチックでセンチメンタルな気分も、今ひとつ盛り上がりに欠けちゃうかもしれませんが、めげないで。秋も中盤になると、空気の乾燥も進み、冬に向かっての身体の適応も活発になるので、出すものは出し、水分補給を怠らずにいてくださいね。我が家では、先週位からいつの間にか、おでんやスープ、鍋物を作る頻度が増えていて、それがまたオイシイのです。
冬に向けて骨盤が締まり出すと、身体内で生じているエネルギーの流れの方向も上へ上へと勢いが強まってきています。夏の間では何ともなかったパソコン業務なども、首や頭の硬直があると、症状として現れやすくなってきますからご用心。時期だからというより、現代人の神経疲労は、季節を問わずにもう深刻になってきているようです。積極的にゆるめてあげてくださいね。
さて、そんな秋も真っ盛りですが、もう間もなく、都会でも木々の紅葉が美しくなります。どうぞ、お好きな樹を一本選んで、眺めてみてください。樹全体が、何とはなしに視野に入るように眺めます。そして、その樹を根元から上へと、目でたどって見てください。ハケで撫でるように目を一本の樹の幹に沿って、下から上へと這わせてみるのです。きっと、スウッーと一息でつながって、樹を眺められることでしょう。
次に、今度は樹の上の方から下へと、幹をたどって目を降ろしてみます。どうでしょう? スムーズさの違いは? 下から上へあがるスムーズさで、上から下へと降りてこられますか?
樹、一本一本の勢い、特徴によっても異なりますが、大雑把に言わせてもらうと、この時期は、下から上へとスウッと上がってゆく勢いが自然界でも増しています。人の身体も同じこと。スウッとあがる感覚の質の細やかさ、繊細さ……。その微かな上昇気流のような心地よさが、秋の繊細な感受性をも高めていると思うのです。
大地があって、天がある。
爽やかな秋の空を高く高く見上げながら。
自分の身体の内側も、軽やかに、伸びやかに、繊細に……。
どうぞ、ロマンチックで素敵な秋をおすごしくださいネ!
さてさて、今週私は熊野の山歩きに行って参りますゾ。ではまた!

【ペロリ松田プロフィール】
■松田恵美子(まつだえみこ)
身体感覚教育研究者。現代人における生命力の発露を探究。日々の動作や日本文化における型などを感覚からひもとき、日常生活に活かせる知恵や技として活用することで、自分のからだを自分で育む姿勢を伝えている。学校教育における教材化の研究協力にも携わる。
Be-nature school講師。共著に『自分という自然に出会う)』(講談社/刊)
『おとなの自然塾)』(岩波アクティブ新書)。
監修『旧暦美人のすすめ』』(東洋経済新報社) 2007年3月発売。
【ヘロリ山崎プロフィール】
■山崎義高(やまさきよしたか)
「きゃりあ・ぷれす」編集部を経て、現在はフリーのライター。
『旧暦美人のすすめ(東洋経済新報社)』『NHKステラ北京五輪増刊号』< http://www.nhk-sc.or.jp/stera/Beijing/ >『B.O.S.S.(キヤノン取引先サイト)』『はつらつ元気(芸文社)』『コブスオンライン(コラム担当)』< http://cobs.jp/jijinews/trend/ >『スポーツキッズ(ベースボールマガジン社)その他、大手文具メーカー環境サイトコラムなど。お仕事のご依頼はコチラ →< yoshitak@kingyobanchi.dialog.jp >

『きゃりあ・ぷれす』スタッフの日記

いよいよ、2009年の旧暦美人ダイアリー販売スタート!
一層使いやすくなったダイアリーに乞うご期待!!
ダイアリーの詳細とお買い求めは、左の写真をクリックしてくださいね。

去年の今頃は、初めて作ったダイアリーがはたして売れるのか???とどきどきはらはらしていました。おかげ様で予想を上回る数のダイアリーが巣立っていってくれました。2009年のダイアリーもたくさんのみなさまにお使いいただきたく思います。どうぞ、よろしくお願いします。

スタッフの日記もこれからはちょくちょく更新していきたいと思います。こちらもよろしくお願いいたします。

ヘロリ・ペロリ日記

今年の七夕を振り返る“種は自分の中に在った!?”
〜 次回8/17(日)の講座は好評の「腹から声を出す」です 〜

【ヘロリ山崎より】

こんにちは!
これを書いている今日の時点で“真夏日”が30日も続いているそうです。真夏日とは最高気温が30度を超えた日のことです。
30度が30日。「3」のときにアホな顔になる芸人さんが巷で大人気ですね。あの方、松田さん的にはいかがですか? 僕は結構好きです(笑)
あの、ちょっとした緊張感がなんだか心地よくて、ちょっと癖になります。「3の倍数と3のつく数字」というのに加えて「5の倍数のときに犬っぽく」というのが追加されたりすると、見ている方もただぼんやりと見ているわけにはいかず「3がつく、3の倍数、5の倍数」のときに「あほな顔」「犬っぽく」というリアクションを頭の中で数字を数えながら見るわけです。
これはちょっとした頭の体操になるんじゃなかろうかと、この芸を何かしらの平和利用に役立てる方法について考えたりしています。
暑い!
こんなことばっかり考えているので暑苦しいんですね(笑)
6月最後の身体感覚講座では「七夕の願い事」をみんなでそれこそ「みっちり」と、ひねり出しました。心も身体もギリギリまで追い込んでいきました。翌日などは全身、とくに足腰が筋肉痛に襲われる始末、毎年のこととはいえ、今年の願い事はなんだか期待できそうです(笑)
ああそうそう、僕のお友達を七夕の回ではお呼びしたんですが、あのときものすごく具合が悪かった彼女も、あれからみるみる元気になって、最近ではほぼ元通りに回復しているようです。
「恐るべし、七夕の願い事」ですね。松田さんはどんな願い事だったのでしょうか?
さて、次回の講座は8月17日(日)、その前に、8月7日が旧暦の七夕で、なおかつ“立秋”です。もう暦の上では秋ですよ! 困っなあ(笑)今年もうかうかしていたら夏が過ぎていってしまいました。
次回の講座では、「秋に向けた身体」に調整していく感じでしょうか?そういえば、この時期は “お盆”ですね。2年ぶりに実家に帰って、ご先祖様のお墓参りをしようと思っています。フリーランスになって丸2年。そろそろいろいろなことが「かみ合って」きたような感じがしています。「季節の境目」に「人生の節目」についてご先祖様に相談してみようと思います。
さて、何と言われることやら(笑)

【ペロリ松田より】

“ご先祖様に相談”ですか……いいですねェ!「おお、あの風来坊が久しぶりに帰ってきたか」って、とてもお喜びになると思いますヨ(笑)よかった、ヨカッタ……。
さて、ただ暑いだけでない、自然界の威力をまざまざと見せつけられるような夏が続いています。黒雲に覆われたと思ったら、たちまちに大粒の雨。光る空。轟く雷の音。天から地へと走り下る稲妻を、もうこの夏は何度、見たことか。「今だ!!」という、一瞬の閃光を食い入るように見つめてしまいます。凄まじいエネルギーです。
この“ゲリラ豪雨”、地球温暖化のせいとも都市部のヒートアイランド現象のせいともいわれていますが、いずれにしても人間のせいで生じているということは、もう無視できないでしょうね。人も自然界の一部、その構成員だということを、頭では分かっているはずなのですが……。
そうそう、山ちゃん、“ものすごく仕事が立て込んでいる”んだって!?「七夕の威力恐るべし」とは、実は御本人のことでもあるのでした。とても嬉しく思います。ヤッタア!という感じです。「七夕」の講座をもう十年以上続けてくると、その願いがすぐかなうかどう
か、何となくわかるようになってきます。「今年、イケるかも……」なんてふと、予感がするのです。
「七夕」の願い事というのは、すでにその人の中に在るものを、丁寧に言葉として引き出して意識化してゆく作業です。もう、ちゃんとその人の中に種はあるのです。ただ、その種が発芽するかどうかは身体的な状況も加味するようで、頭でだけその願いを念仏のように繰り返していても、なかなか思うようにはいきません。やはり、全身がひとつにまとまっているときこそ願い事は現実の中で具体性をもって、スムーズに進み始めるのだと思います。
当然のことながら、思いの深さや気合いや意気込みは、身体性を伴うからです。“願いを手に入れる身体”というのもあるのでしょう。頭だけ熱かったら、単に空想だしね。
それは身体的にどんな変化として現われやすいかというと、例えば、今まで全く腰を使ったことのない人、或いは使えなかった人が、物事に対し、腰で対峙するようになってきたとき……特に男性は、仕事や家族を通して、覚悟や責任を持ったとき、自然と“腰は決まり出し”ます。身体的にも腰が強くなってくる。それは、単にスポーツで筋肉を鍛えているだけでは起こりません。他にも例えば、滞っていたところの強張りが溶けたときとかも同様です。勿、身体だけでなく心のこだわりがほどけたときも含みますよね。身体の中に、自然の通路ができてくる。
そしておそらく、自分の身体の中のエネルギーの流れが良くなったり、或いはある覚悟を持った強さが加味されたりするようになってくると、自然に、次には外界と自分のエネルギーが共に回りだすというか、つながり出すことが起こってくるようです。そうなると不思議なことに着々と運が開けてくるというか、自分の望んだことが向こうからやってくるなんてことが続きます。大いなる自然の道筋の中に自分がその一員として乗っているみたいな感じです。
種は自分の中に在ったのです。
今と同じように、前向きに一つ一つ、丁寧に真剣に全身で向き合っていけばいいと思います。どうぞ、恐れずに、疑わずに……。ちゃんとその方向を認めて育ててあげていってネ!きっと、次のステップが待っていてくれていますよ。
P.S.
あっ、そうそう、次回はね、「腹から声を出す」を久々にやります。腰が決まったら、次は「声ぢから」です。

【ペロリ松田プロフィール】
■松田恵美子(まつだえみこ)
身体感覚教育研究者。現代人における生命力の発露を探究。日々の動作や日本文化における型などを感覚からひもとき、日常生活に活かせる知恵や技として活用することで、自分のからだを自分で育む姿勢を伝えている。学校教育における教材化の研究協力にも携わる。
Be-nature school講師。共著に『自分という自然に出会う)』(講談社/刊)『おとなの自然塾)』(岩波アクティブ新書)。監修『旧暦美人のすすめ』』(東洋経済新報社) 2007年3月発売。

【ヘロリ山崎プロフィール】
■山崎義高(やまさきよしたか)「きゃりあ・ぷれす」編集部を経て、現在はフリーのライター。『旧暦美人のすすめ(東洋経済新報社)』『NHKステラ北京五輪増刊号』< http://www.nhk-sc.or.jp/stera/Beijing/ >『B.O.S.S.(キヤノン取引先
サイト)』『はつらつ元気(芸文社)』『コブスオンライン(コラム担当)』< http://cobs.jp/jijinews/trend/ >『スポーツキッズ(ベースボールマガジン社)『オーマイニュース(市民メディア記者)』お仕事のご依頼はコチラ →< yoshitak@kingyobanchi.dialog.jp >