ヘロリ・ペロリ日記

今年の七夕を振り返る“種は自分の中に在った!?”
〜 次回8/17(日)の講座は好評の「腹から声を出す」です 〜

【ヘロリ山崎より】

こんにちは!
これを書いている今日の時点で“真夏日”が30日も続いているそうです。真夏日とは最高気温が30度を超えた日のことです。
30度が30日。「3」のときにアホな顔になる芸人さんが巷で大人気ですね。あの方、松田さん的にはいかがですか? 僕は結構好きです(笑)
あの、ちょっとした緊張感がなんだか心地よくて、ちょっと癖になります。「3の倍数と3のつく数字」というのに加えて「5の倍数のときに犬っぽく」というのが追加されたりすると、見ている方もただぼんやりと見ているわけにはいかず「3がつく、3の倍数、5の倍数」のときに「あほな顔」「犬っぽく」というリアクションを頭の中で数字を数えながら見るわけです。
これはちょっとした頭の体操になるんじゃなかろうかと、この芸を何かしらの平和利用に役立てる方法について考えたりしています。
暑い!
こんなことばっかり考えているので暑苦しいんですね(笑)
6月最後の身体感覚講座では「七夕の願い事」をみんなでそれこそ「みっちり」と、ひねり出しました。心も身体もギリギリまで追い込んでいきました。翌日などは全身、とくに足腰が筋肉痛に襲われる始末、毎年のこととはいえ、今年の願い事はなんだか期待できそうです(笑)
ああそうそう、僕のお友達を七夕の回ではお呼びしたんですが、あのときものすごく具合が悪かった彼女も、あれからみるみる元気になって、最近ではほぼ元通りに回復しているようです。
「恐るべし、七夕の願い事」ですね。松田さんはどんな願い事だったのでしょうか?
さて、次回の講座は8月17日(日)、その前に、8月7日が旧暦の七夕で、なおかつ“立秋”です。もう暦の上では秋ですよ! 困っなあ(笑)今年もうかうかしていたら夏が過ぎていってしまいました。
次回の講座では、「秋に向けた身体」に調整していく感じでしょうか?そういえば、この時期は “お盆”ですね。2年ぶりに実家に帰って、ご先祖様のお墓参りをしようと思っています。フリーランスになって丸2年。そろそろいろいろなことが「かみ合って」きたような感じがしています。「季節の境目」に「人生の節目」についてご先祖様に相談してみようと思います。
さて、何と言われることやら(笑)

【ペロリ松田より】

“ご先祖様に相談”ですか……いいですねェ!「おお、あの風来坊が久しぶりに帰ってきたか」って、とてもお喜びになると思いますヨ(笑)よかった、ヨカッタ……。
さて、ただ暑いだけでない、自然界の威力をまざまざと見せつけられるような夏が続いています。黒雲に覆われたと思ったら、たちまちに大粒の雨。光る空。轟く雷の音。天から地へと走り下る稲妻を、もうこの夏は何度、見たことか。「今だ!!」という、一瞬の閃光を食い入るように見つめてしまいます。凄まじいエネルギーです。
この“ゲリラ豪雨”、地球温暖化のせいとも都市部のヒートアイランド現象のせいともいわれていますが、いずれにしても人間のせいで生じているということは、もう無視できないでしょうね。人も自然界の一部、その構成員だということを、頭では分かっているはずなのですが……。
そうそう、山ちゃん、“ものすごく仕事が立て込んでいる”んだって!?「七夕の威力恐るべし」とは、実は御本人のことでもあるのでした。とても嬉しく思います。ヤッタア!という感じです。「七夕」の講座をもう十年以上続けてくると、その願いがすぐかなうかどう
か、何となくわかるようになってきます。「今年、イケるかも……」なんてふと、予感がするのです。
「七夕」の願い事というのは、すでにその人の中に在るものを、丁寧に言葉として引き出して意識化してゆく作業です。もう、ちゃんとその人の中に種はあるのです。ただ、その種が発芽するかどうかは身体的な状況も加味するようで、頭でだけその願いを念仏のように繰り返していても、なかなか思うようにはいきません。やはり、全身がひとつにまとまっているときこそ願い事は現実の中で具体性をもって、スムーズに進み始めるのだと思います。
当然のことながら、思いの深さや気合いや意気込みは、身体性を伴うからです。“願いを手に入れる身体”というのもあるのでしょう。頭だけ熱かったら、単に空想だしね。
それは身体的にどんな変化として現われやすいかというと、例えば、今まで全く腰を使ったことのない人、或いは使えなかった人が、物事に対し、腰で対峙するようになってきたとき……特に男性は、仕事や家族を通して、覚悟や責任を持ったとき、自然と“腰は決まり出し”ます。身体的にも腰が強くなってくる。それは、単にスポーツで筋肉を鍛えているだけでは起こりません。他にも例えば、滞っていたところの強張りが溶けたときとかも同様です。勿、身体だけでなく心のこだわりがほどけたときも含みますよね。身体の中に、自然の通路ができてくる。
そしておそらく、自分の身体の中のエネルギーの流れが良くなったり、或いはある覚悟を持った強さが加味されたりするようになってくると、自然に、次には外界と自分のエネルギーが共に回りだすというか、つながり出すことが起こってくるようです。そうなると不思議なことに着々と運が開けてくるというか、自分の望んだことが向こうからやってくるなんてことが続きます。大いなる自然の道筋の中に自分がその一員として乗っているみたいな感じです。
種は自分の中に在ったのです。
今と同じように、前向きに一つ一つ、丁寧に真剣に全身で向き合っていけばいいと思います。どうぞ、恐れずに、疑わずに……。ちゃんとその方向を認めて育ててあげていってネ!きっと、次のステップが待っていてくれていますよ。
P.S.
あっ、そうそう、次回はね、「腹から声を出す」を久々にやります。腰が決まったら、次は「声ぢから」です。

【ペロリ松田プロフィール】
■松田恵美子(まつだえみこ)
身体感覚教育研究者。現代人における生命力の発露を探究。日々の動作や日本文化における型などを感覚からひもとき、日常生活に活かせる知恵や技として活用することで、自分のからだを自分で育む姿勢を伝えている。学校教育における教材化の研究協力にも携わる。
Be-nature school講師。共著に『自分という自然に出会う)』(講談社/刊)『おとなの自然塾)』(岩波アクティブ新書)。監修『旧暦美人のすすめ』』(東洋経済新報社) 2007年3月発売。

【ヘロリ山崎プロフィール】
■山崎義高(やまさきよしたか)「きゃりあ・ぷれす」編集部を経て、現在はフリーのライター。『旧暦美人のすすめ(東洋経済新報社)』『NHKステラ北京五輪増刊号』< http://www.nhk-sc.or.jp/stera/Beijing/ >『B.O.S.S.(キヤノン取引先
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